弊社は凹型成形だけでなく、高い技術力を必要とする凸型成形も得意としております。
凸型成形(成型)
凸型成形とは?
凸型成形は、製品の形状に突き出た金型に合わせて加熱した材料を吸引する成形方法です。
凸型成形の特徴
凸型成形は、金型があたる面(多くの場合内側)の精度が高く、製品を美しくきっちりと格納したり、天面に強度を持たせることが可能な成形方法です。一方で、金型があたらない面(多くの場合外側)は精度が出にくく、「ブリッジ」「ダブリ」「偏肉」などの不具合が出やすいため、真空成形においては凹型成形と比べて高い技術力が必要となります。
凹型成形(成型)
凹型成形とは?
凹型成形は、製品の形状にへこんだ金型に合わせて加熱した材料を吸引する成形方法です。
凹型成形の特徴
凹型成形は、金型があたる面(多くの場合外側)の精度が高く、製品の外側の形状を正確に出したい場合に適しています。一方で、金型があたらない面(多くの場合内側)は精度が出にくいため、内容物をきっちりと格納することが難しくなります。
凸型成形(成型)は高度な技術力が要求されます
なぜ凸型成形は難しいのか?
凸型成形は、成形方法の特性から金型があたらない面に下記のような不具合が発生しやすいため、成形品を美しく仕上げるためにその不具合を解消する技術力が必要となります。
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ブリッジ
素材と素材が重なり合ってシワを形成してしまう現象。
改善方法
- プラグの調整
(プラグアシストをするタイミングやプラグ形状の工夫等) - ブリッジが出にくい設計をする
- 金型にブリッジが出にくい加工を施す
- プラグの調整
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ダブリ
素材と金型が密着せずに隙間ができてしまう現象。
改善方法
- 成形機の温度設定
- プラグの調整
- 型温の調整
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偏肉
素材の厚みに偏りがあり成形品全体の厚みが一定でない現象。
改善方法
- プラグの調整
- 偏肉が起きにくい設計をする